

インターネット通信販売という販売チャネルのお話を細かくしていく前に、商売で成功するための秘訣をみなさんにまずはお伝えいたします。
成功している企業のほとんどは自分たちの商品やそれに関わるサービスを通じて「社会に何をつたえるのか?」という疑問に対して「経営理念」と「事業活動」で明快に答えを示しています。
今や日本発の世界的アパレルブランドのユニクロを事業展開している株式会社ファーストリテイリングのミッション&ヴィジョンは、
“いつでも、どこでも、だれでも着られる、ファッション性のある高品質なベイシックカジュアルを市場最低価格で継続的に提供する。 そのためにローコスト経営に徹して、最短、最安で生産と販売を直結させる。 自社に要望される顧客サービスを考え抜き、最高の顧客サービスを実現させる。
世界水準の人が喜んで働ける環境を提供し、官僚的でなく、血のかよったチームとして革新的な仕事をする。 結果として売上と収益の高い成長を目指し、世界的なカジュアル企業になる。"
というものです。
実際に株式会社ファーストリテイリングはユニクロという名前のブランドで世界中の顧客に対して商品を通じて自分たちのミッションとビジョンを伝えていますよね。顧客もユニクロに行けば、値段以上の価値の商品を非常に安い価格で購入できるというイメージを持っています。
でも何故「社会に何を伝えるか?」の答えを持つ必要があるのでしょうか?理由は3つあります。
1つは自分を取り巻く外部のステークホルダー(利害関係者)すべてに対して自分たち事業の姿勢を示すことで、より商売が潤滑に進めることができるようになります。
たとえば、取引業者に対して「うちはお客様の声を大切にして、お客様の要望である市場最低価格での商品提供を大事にしている」と根気強く説明します。取引業者は「ああ、この会社と取引するためには、無駄を省いてコストを最低限に下げた上体での取引をしないといけないな」ということをわかっていただけて、低コストの商品調達が可能になることもあると思います。
お客様に対しても同様に「いいものを市場最低価格で提供します」と謳っていれば、お客様もそこに行けば「安くていいものが手に入る」と思ってもらえます。それを本当に実行することができれば、その結果としてお客様が単なる商品を購入する消費者から熱狂的な忠誠心を持ったファンになってもらえる可能性だってあります。
もうひとつの理由としては、社内に向けたメッセージとしてです。漫然と売り上げや利益のためだけに仕事をするのと「これをすることで社会がこう変わる」とか「社会に対してこんな貢献ができる」とか思って仕事をするのでは、モチベーションが変わってきます。高いモチベーションを持って仕事に取り組む環境づくりのためにも「社会になにを伝えるか」という答えを持つことは意味があります。
最後に「社会に何を伝えるか?」の答えを持つことは「折れない事業をつくる」ことにつながります。たとえば、売り上げや利益の数字だけを目標として達成できなかった時はその事業は失敗だったことになります。
しかし、高い目標を持って事業をおこなうことで、「今行っている事業は通過点でしかない。」と考えることができます。これを続けることで「社会に対して●●を伝えることができる」という高い目標を持って事業に望むことが商売の根源であり、売り上げの源泉となります。
「社会に何を伝えるか?」を明確にしてから、事業に邁進することでより強固な組織や事業が作ることができます。次世代の「ユニクロ」や「トヨタ」を築く第一歩としてまずは「社会に何を伝えていくか?」を明確にしましょう!
